取っ手のとれるティファールで
フレンチスイーツを楽しもう
取っ手のとれるティファールは、実はスイーツ作りも得意!取っ手がとれるから専用の型を使わずにオーブンでケーキが焼けたり、こびりつきにくいから、ケーキやタルトを取り出すのも簡単。さらに、サイズや形も豊富だからアレンジも自由自在。取っ手のとれるティファールがあれば、普段の料理だけでなくお菓子作りまで、おうちでの手作りレシピがもっと楽しく広がります。
パティシエ
マチュー・パンソンさん
パリ郊外生まれ。パリの有名レストランやパティスリーでパティシエとして10年勤め、2012年に渡日。製菓専門学校での講師、その後は一流パティスリーでシェフパティシエとして活躍。2018年には、自身が手がけるブランド「ヌメロサンク・パリ」を東京・自由が丘にオープン。
バレンタインは
フランスの伝統を
感じる
華やかスイーツを!
バレンタインの定番、手作りチョコレートにフランス流のアイデアを加えて。友達に配るのにもぴったりなガトーショコラや、大切な人とのティータイムに楽しみたい、旬のりんごがたっぷりのタルトタタン。取っ手のとれるティファールを上手に活用できるスイーツレシピを人気パティシエが教えます。
RECIPE 1
ガトーショコラ
しっとりと濃厚な「ガトーショコラ」は実はフランス生まれ。数百年に渡り愛されてきた、手作りケーキの大定番です。
レシピはこちら
材料(エッグロースター)
-
バター
70g
-
チョコレート(ダーク)
50g
-
全卵Lサイズ
1個(60g)
-
砂糖
30g
-
黒糖
30g
-
小麦粉(薄力粉)
17g
-
カカオパウダー
7g
-
ベーキングパウダー
1.5g
-
[トッピング] ヘーゼルナッツ
10g
-
くるみ
15g
-
ピスタチオ
5g
-
チョコレート(ダーク)
100g
-
好みのドライフルーツ
適量
作り方
-
❶ボウル(電子レンジ可)にチョコレートとバターを入れて、電子レンジ600Wで1分20秒加熱し、焦げない程度に温めて溶かす。
-
❷別のボウルに卵、砂糖、黒糖を入れて十分に混ぜる。
-
❸溶かしたバターとチョコレートを②のボウルに入れて混ぜる。
-
❹振るったカカオパウダーとベーキングパウダーと小麦粉を③のボウルに入れて混ぜる。
-
❺エッグロースターに生地を流し、上にトッピングのナッツを散らす。
-
❻オーブンで170度20分焼く。オーブンから取り出したら冷まして、お好みの大きさにカットする。
-
❼ボウルにトッピング用のチョコレートの半分の量を入れて電子レンジ600Wで1分20秒程度温めて(焦げないように注意)溶かし、もう半分を加えてヘラで混ぜる。全体が溶けたらOK(10秒ずつ様子を見ながら追加で温める)。
-
❽カットしたガトーショコラにつける(ディップしても、スプーンでかけてもOK)。
-
❾チョコレートが固まらないうちにドライフルーツをつけて飾り付けする。
ポイント
取っ手をはずしてそのままオーブンへ
生地を流したらそのままオーブンへ。四角いエッグロースターで焼けば、カットしやすい形に焼きあがります。
鍋底を温めてゴムベラで取り出す
ケーキを冷蔵庫で休ませた後は、鍋底を軽く温めるときれいに取り出せます。カットも簡単!
アイテム
このレシピに使用したのは
RECIPE 2
パンソン家のタルトタタン
フランスの国民的伝統菓子と言える歴史と人気を誇るこのケーキ。しっかりとしたほろ苦いキャラメルソースを作るのが、パンソン家流です。
レシピはこちら
材料(ソースパン20cm)
-
りんご
1000g(約3個)
-
小麦粉(薄力粉)
140g
-
バター
90g
-
砂糖
55g
-
全卵 Sサイズ
4/5(32g)
-
塩
1g
-
[キャラメルソース] 砂糖
100g
-
バター
100g
作り方
-
❶砂糖、小麦粉、バターをすり合わせる。そこへ塩と卵を合わせてさらにこね、ラップをして2時間程度冷蔵庫で生地を休ませる。
-
❷①を6mmの厚みになるように伸ばして、シールリッド16cmを使って型抜きをする。カットした状態でさらに冷蔵庫で休ませておく。
-
❸りんごを剥いてタネをとり、スライスする。
-
❹ソースパンに砂糖を入れ、ぶくぶくと泡立ち、キャラメル状になるまで温める。火を止めてバターを少しずつ入れながら混ぜる。(分離しないように気を付ける)
-
❺バターが溶け切ったら、すぐにスライスしたリンゴを敷き詰める。
-
❻200度のオーブンで20分焼き、一度取り出して20分常温で休ませてから、再度200度のオーブンで20分焼く。
-
❼焼きあがったら、再び20分常温で休ませ、②の生地を乗せ、今度は180度のオーブンで30分焼く。
-
❽オーブンから取り出して、粗熱を取り鍋のまま蓋をして冷蔵庫で冷やす。(できれば6時間以上)
-
❾ひっくり返して鍋から取り出す時には、お皿に乗せる前に少しソースパンの底を火で温めてからやると取り出しやすくなる。
ポイント
キャラメルソースは
蓄熱性の良さを生かして余熱でOK
砂糖をキャラメル状になるまで温めたら、火を止めて予熱だけでバターを混ぜるのがソース作り成功のコツ。
焼きムラを防ぐためりんごは薄くスライス
りんごを薄くスライスすることで、大きなカットよりも果汁が出やすく、焼き時間も短縮できます。
焼いて、冷やして、鍋ひとつで完成
鍋のままオーブンで焼き上げ、粗熱をとり、そのまま冷蔵庫へ。鍋をひっくり返してお皿へ移したら完成!
アイテム
このレシピに使用したのは
ソースパン20cm
この製品が含まれるセット
インタビュー
大切な人と過ごすバレンタインには
手作りスイーツで素敵な時間を共有したい。
「フランスのバレンタインは、男性から女性に薔薇の花とチョコレートをあげるのが一般的。日本とは文化が違いますが、大切な人と楽しい時間を共有したいという気持ちは同じです」とマチューさん。今回紹介したガトーショコラは、小さくカットしてラッピングすれば気軽なバレンタインギフトに。ナッツやドライフルーツ、溶かしたチョコレートをトッピングしているので、見た目も味も華やかです。「旬の果物を使ったタルトタタンは、食べる前に少し温めてアイスクリームや生クリームを乗せるとさらにおいしくなります。使用するりんごは、酸味があって水分が多くないものがおすすめ。今回は紅玉を使いました」
インタビューの続きを読む
食後のデザートが欠かせないフランスでは、家族みんなで楽しめるホールケーキも人気のよう。「今回紹介したスイーツは、昔から母がよく作ってくれたものばかり。タルトタタンは鍋でキャラメルを作って、その上にりんごを乗せて、そのままオーブンへ。ひとつの鍋ですべて完結できました。焦げると苦味が出るので、焼き加減も大事です。『取っ手のとれるティファール』は熱伝導率がいいので、焼き上がりがきれい。こびりつきにくいから、ケーキをスルッと取り出せます。鍋やフライパンのサイズも豊富なので、いろんなお菓子が作れますね」。洗い物が少ないのも嬉しいポイント。気軽な手作りスイーツで、バレンタインをもっと特別な時間に!
フランス定番の
夏スイーツを作ろう!
夏のフランスでは、バカンス先のビーチで食べるベニエや旬のベリーをたっぷり使った手作りタルトが人気。季節のスイーツを食べるだけで、夏の楽しい思い出やフランスの美しい自然に思いを馳せることができます。取っ手のとれるティファールを活用したレシピを人気パティシエに伺いました。
RECIPE 1
アプリコットジャムのベニエ
バカンスへ出かけた先のビーチサイドで見かけるのが「ベニエ」。いろんなジャムを使ったものが屋台に並び、子供達に大人気。バカンスの風物詩なんです。
レシピはこちら
材料(ソースパン 18cm、ソテーパ24cm)
-
[アプリコットジャム] 冷凍アプリコット
300g
-
砂糖
250g
-
砂糖(2)
大さじ1
-
ペクチン(イエローリボン推奨)
3g
-
[ベニエ] 小麦粉
500g
-
牛乳
300g
-
全卵Lサイズ
1個
-
塩
小さじ2
-
砂糖
大さじ2と小さじ2
-
インスタントイースト
1袋(3g)
-
バター
75g
作り方
-
アプリコットジャム
❶ソースパンに冷凍アプリコットと砂糖を入れて蓋をし、冷蔵庫で一晩寝かせる。
-
❷冷蔵庫から取り出して中火にかける。
-
❸砂糖が溶け始めたら、砂糖(2)とペクチンを予め混ぜ合わせたものを鍋に入れ、たまにヘラで混ぜながら20〜30分ほど煮る。
-
❹とろみが出てきたら完成。(ペクチンを入れない場合は出来上がりがサラサラになる)
-
ベニエ生地
❶バター以外の全ての材料をボウルに入れて粘り気がでるまで手で混ぜる。
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❷生地がある程度まとまったらボウルから出し、まな板に何度か叩きつける。(グルテンを強化させるため)
-
❸ある程度したら、バターを細かく切ったものを生地の中に入れながら再度叩きつけて表面がつるつるになってくるまで繰り返す。
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❹先ほど使っていたボウルへ戻し、ラップをして50分常温で休ませる。
-
❺生地を6mmに伸ばし、Ø7cm程度の型で抜く。(グラスやマグカップでも型抜き可)
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❻30分常温で発酵させてから160度の油で揚げ、両面がこんがり茶色に色づいてよく膨らんだら油から上げる。
-
❼冷めたら半分に切ってジャムをはさんで完成。
ポイント
こびりつきにくいからジャム作りも安心
ジャムももちろん自家製で。アプリコットと砂糖を合わせて煮詰めます。ティファールなら、しっかり煮詰めてもこびりつきにくいので安心です。
深型フライパンで気軽に揚げ物
深型フライパンなら、揚げ物をしても油が周りに飛び跳ねにくく快適です。薄い生地がふっくら膨らんで、こんがり色付けばOK!
RECIPE 2
ミックスベリーのタルト
フランスの夏はベリーの季節。いちごやカシス、ブラックベリーなどが家々の庭を彩ります。それらを使った手軽なタルトは夏のホームメイドスイーツの定番!
レシピはこちら
材料(フライパン 22cm)
-
[タルト生地] 小麦粉
200g
-
砂糖
75g
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アーモンドパウダー
25g
-
塩
1g
-
無塩バター
(※有塩バターの場合は塩1g不要)120g
-
全卵Sサイズ
1個
-
[クリーム生地 A ] バター
45g
-
砂糖
45g
-
アーモンドパウダー
45g
-
全卵Sサイズ
1個
-
[クリーム生地 B ] 砂糖
90g
-
生クリーム
115g
-
バニラエッセンス
5g
-
全卵Lサイズ
4個
-
冷凍ベリーミックス
※お好みで他のフルーツでも可140g
作り方
-
タルト生地
❶砂糖、小麦粉、バター、アーモンドパウダーを入れてすり合わせる。
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❷①に塩と卵を合わせてさらにこね、ラップをして2時間程度冷蔵庫で生地を休ませる。
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❸冷蔵庫から取り出し、3mmほどの厚みになるまで伸ばしたら、Ø26cmに型抜きする。
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❹型抜きした生地をさらに1時間冷蔵庫で休ませる。
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❺冷蔵庫から取り出し、生地をフライパンに敷く。(タルト生地の縁を高く織り込むことで、クリーム生地が溢れるのを防ぐ)
-
クリーム生地
❶バターを常温に置いて柔らかい状態にしておく。
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❷バター、砂糖、アーモンドパウダー、卵をボウルに入れウィスク(泡立て器)で混ぜる。(クリーム生地 A )
-
❸別のボウルで卵、砂糖を混ぜて、よく混ざったら生クリーム、バニラエッセンスを加える。(クリーム生地 B )
-
❹①と②を合わせて混ぜて、タルト生地に流し、その上に冷凍ベリーミックスを入れてオーブン160度で30分焼く。焼き上がりの色があまりついていない場合は追加で10分ほど焼く。
ポイント
フライパンを型に使ってお手軽タルト
タルト生地をぴったりとフライパンに密着させて敷き込むのがコツ。フォークで穴を開けて生地が焼けた時の膨らみをおさえます。
一度に焼き上げる簡単レシピ
タルト生地を敷いたフライパンに、そのままクリーム生地を流し込んでベリーをのせたらオーブンへ。一度に焼き上げるので時短&簡単!
アイテム
このレシピに使用したのは
フライパン 22cm
この製品が含まれるセット
インタビュー
バカンス気分を盛り上げてくれる
手作りスイーツは夏の大切な思い出に。
「夏は長いバカンスシーズンの始まり。フランスの子供達は2ヶ月もの休みを過ごします。海辺の街でのんびり過ごすことも多く、その時によく食べていたのが『ベニエ』です。ビーチサイドには『ベニエ』を売る屋台があって、手軽なスイーツとしてたくさんの人が食べています」とマチューさん。ベニエとはフランス語で「揚げた生地」を意味し、フランスの伝統菓子としても知られています。穴のあいていないドーナツのようなお菓子で、旬の果物を使ったジャムを詰めたものが人気。今回は一般的なアプリコットジャムを使ったレシピを紹介してもらいました。「庭で果物を育てるファミリーが多いフランスでは、自家製のジャムをご近所さんと交換し合うことも日常なんです」
インタビューの続きを読む
果物を育てている人が多いからこそ、ベリータルトも手作りスイーツの定番に。「夏の旬の果物といえばベリー類。庭でたくさん採れた時にはジャムやタルトにします。ティファールのソースパンはこびりつきにくいのでジャム作りにもぴったりで、取っ手のとれるティファールなら普段使っているフライパンでタルトも焼けて便利なんですよ」。今回はカシス、ブラックベリー、ラズベリー、いちごを使った贅沢で華やかなタルトが完成。市販のベリーミックスでも作れるからぜひ気軽にチャレンジを。「子供の頃は母に教えてもらいながら、一緒にお菓子を作りました。夏はたっぷり時間があるので、時には母の手作りレシピブックを参考に、旬のフルーツでアレンジするのも楽しみの一つです。取っ手のとれるティファールを使えば、特別な準備はいらないのでぜひ試してみてほしいです。」
秋の恵みを感じる
スイーツ作りに挑戦!
食欲の秋と言われるだけに、フランスのマルシェにも旬の食材がずらり。アペリティフとも相性の良い手作りジャムのアレンジレシピや酸味×甘さと食感が楽しいタルトはフランスの秋を彩る人気メニュー。取っ手のとれるティファールを活用したスイーツレシピを人気パティシエが紹介します。
RECIPE 1
洋梨とチョコレートのタルト
フランスで10〜11月が旬の洋梨は、秋を代表するフルーツ。洋梨のシャリっとした食感とマイルドなチョコレートの甘さがよく合います。相性の良いロゼと楽しむのもおすすめです。
レシピはこちら
材料(フライパン 22cm)
-
[タルト生地] 小麦粉
250g
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バター
125g
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卵黄(卵Mサイズ)
2個分
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水
大さじ3と小さじ1
-
塩
2g
-
[チョコレート生地] バター
20g
-
ダークチョコレート
60g
-
卵黄(卵Mサイズ)
1個分
-
卵白(卵Mサイズ)
2個分
-
砂糖
大さじ1
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[洋梨] 洋梨缶詰
洋梨3個
作り方
-
タルト生地
❶フードプロセッサーに小麦粉、バターを入れて粉が少し黄みがかるまで混ぜる。(サブラージュ)
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❷さらに、卵黄、水、塩を入れて、全体がまとまるまで混ぜる。
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❸生地を取り出しラップをして冷蔵庫で1時間ほど休ませる。
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チョコレート生地
❶バターとチョコレートを容器に入れレンジにかけ溶かす。
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❷卵白と砂糖を別のボウルに入れてメレンゲ状になるまで混ぜる。
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❸溶かしたバターとチョコレートの中に卵⻩を入れて混ぜ、最後に少しずつメレンゲを入れ、全体が混ざったら、冷蔵庫で休ませる。
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仕上げ
❶生地を冷蔵庫から取り出し3ミリほどの厚みになるまで伸ばしたら、25cmφにカットする。(シールリッド20cmを使って少し大きめにカットする方法もおすすめ)
-
❷フライパンに生地を敷き、フォークで全体に穴を開け、そのまま冷蔵庫に入れて1時間休ませる。
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❸冷蔵庫から出して、ベーキングシートを敷き、その上に重石(生米や乾燥小豆などでも可)を入れて生地が浮いてこないようにする。
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❹160度のオーブンに入れて、20分生地を空焼きする。
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❺オーブンから取り出し、チョコレート生地を流し、その上に洋梨をスライスしたものを並べる。
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❻160度のオーブンに入れて、さらに15分焼く。
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チョコレート用絞り袋の作り方
ビニール袋の先を図のようにカットすると、渦巻き状に綺麗に流し込みができます。
※チョコレートの流し込み方はこれ以外でも可。
ポイント
フライパンをタルト型として活用
生地をフライパンに敷き込んで、生地が浮き上がらないように重石を詰めて生地を焼きます。重石は生米や小豆(乾燥)などでも代用OK。
焼きあがったらすぐにチョコ生地を流す
タルト生地が焼きあがったら、熱いうちにチョコレート生地を絞り入れ、洋ナシを並べます。熱いままの作業も取っ手を使って動かすと安全です。
取っ手をはずして再びオーブンで加熱
具材をのせ、仕上げに15分ほど焼きあげます。コーティングでこびりつきにくいため、焼き上がり後もきれいにタルトを取り出すことができます。
アイテム
このレシピに使用したのは
フライパン 22cm
この製品が含まれるセット
RECIPE 2
いちじくとくるみのジャム
いちじくは秋の始まりを感じさせる存在。同じく旬のナッツを合わせたジャムはアペリティフのお供にも。作りおきにもおすすめです。
レシピはこちら
材料(ソースパン 20cm)
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いちじく
500g
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砂糖
300g
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レモン汁
1個分
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ペクチン
4g
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砂糖(2)
大さじ1
-
くるみ
大さじ5
※お好みで
作り方
-
❶ソースパンにいちじくと砂糖とレモン汁を入れてシールリッドで蓋をし、冷蔵庫で1日寝かせる。
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❷冷蔵庫から取り出して、シールリッドを外し中火にかけ、砂糖が溶け始めたら砂糖(2)とぺクチンを混ぜ合わせたものを鍋に入れる。
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❸ぐつぐつしてきたらくるみを加え、たまにヘラで混ぜながら20〜30分ほど煮る。
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❹とろみが出てきたら完成。(ペクチンを入れない場合は出来上がりがサラサラになる)
ポイント
鍋のまま冷蔵庫で寝かせる
ソースパンにいちじくと砂糖、レモン汁を加えて、シールリッドで蓋をして冷蔵庫へ。自然と水分が染み出すので、加熱の時短になります。
こびりつきにくく煮詰める作業もおまかせ
こびりつきやすいジャム作りもコーティングでこびりつきにくく、煮詰める工程も快適にできます。
アイテム
このレシピに使用したのは
ソースパン20cm
この製品が含まれるセット
インタビュー
パリ郊外に広がる森へ食材を探しに。
旬の食材をたっぷり楽しむ贅沢なひと時を。
「9月になるとマルシェにはいちじくがいっぱい。フランスでは定番のフルーツで価格も手頃です。日本のものよりサイズが小さく、果肉はもっと紫色。とても甘くてジューシーです。僕は1kg単位で買います」とマチューさん。長く楽しみたいから、豊富に出回るこの時期にジャムにする人も多いそう。今回はそのいちじくにくるみを合わせたジャムを普段使いにアレンジ。バケットに手作りジャムとブルーチーズを乗せるだけで、立派なアペリティフのメニューになりました。「ジャムを一晩寝かせる際に『取っ手のとれるティファール』の鍋とシールリッドを使うと洗い物が増えません。冷蔵庫から出してそのままコンロにかけられるのも便利です。いちじくの優しい食感とくるみの苦味や食感もチーズとマッチしますよ」
インタビューの続きを読む
秋はパリ郊外の森へ出かけることも多かったというマチューさん。「世界遺産登録された宮殿もあるフォンテーヌブローという街があります。パリから車で1時間もかからない場所なのに、とても大きな森があって。子供の頃には父はきのこ、僕はくるみを探しによく行ったものです」たくさんの種類の食材が豊かに実る秋だから、自由なアイデアで異なる食感や味わいの食材を合わせてチャレンジするのも楽しみの一つ。「洋梨とチョコレートのタルトは、前回の夏レシピとは生地を変えています。夏のタルトはサブレっぽい食感で、今回のはもっとサクサク。バターの量や微妙な作り方の違いだけで、変化するのも手作りスイーツの奥深さ。塩が少し入っているので甘いチョコレートとも相性がいいですよ。道具や作り方はシンプルに、食感の違いや味の組み合わせなどで変化をつけて楽しむのもおすすめです」取っ手のとれるティファールは、特別な道具いらずで色々なスイーツが作れるのが嬉しいポイント。秋のスイーツを、取っ手のとれるティファールと一緒に楽しんでみては?
フランスで愛される
クリスマスケーキを作ろう
フランスの家庭ではホームメイドのスイーツがよくテーブルに並びます。もちろん家族で過ごす大切なクリスマスにも手作りケーキは欠かせないものです。フランス人パティシエのマチュー・パンソンさんにフランスで昔から愛されているホリデーシーズンに作りたいケーキのレシピを伺いました。
RECIPE 1
フォレノワール
「黒い森」と名付けられたフランス・アルザス地方の郷土スイーツ。チョコレートの黒いスポンジにダークチェリーがおしゃれなクリスマスの定番ケーキです。
レシピはこちら
材料(ソースパン16cm)
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[ジェノワーズカカオ(スポンジ)] 全卵Lサイズ
2個
-
砂糖
70g
-
薄力粉
大さじ3
-
コーンスターチ
大さじ1と小さじ1/5
-
カカオパウダー
大さじ1と小さじ1/5
-
バター
10g
-
牛乳
15ml
-
[ホイップクリーム] 生クリーム
200ml
-
砂糖
14g
-
[シロップ] 水
50ml
-
砂糖
50g
-
チェリーのお酒(キルシュ)100g
-
チョコレート(ダーク)
適量
-
ダークチェリー(缶詰)
適量
作り方
-
❶湯煎で卵、砂糖を40度まで温める。湯煎から外して、ミキサーで泡立てる。(リボン状になるまで)
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❷振るったコーンスターチ、薄力粉、カカオパウダーを少しずつボウルに加えて、ゆっくりまぜる。さらに溶かしたバターと牛乳を入れて混ぜる。
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❸16cmのソースパンに流し入れ、175度のオーブンで25分焼く。
-
❹焼き上がったスポンジをあみの上に取り出して冷ます。
-
❺生クリームに砂糖を加え、ホイップクリームを作り、冷蔵庫に入れておく。
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❻1.5cmの厚さになるようにスポンジを横にスライスし、はけでシロップをぬる。
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❼16cmのソースパンに取り出しやすくするためにラップを敷き、その上にスライスしたスポンジを1枚入れる。
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❽60g分のホイップクリームをスポンジの上にまんべんなく広げ、チェリーを適量ホイップクリームの上に並べる。その上に2枚目のスポンジを入れる。もう一回くり返して重ねる。
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❾シールリッドでふたをして冷蔵庫に入れ、1時間冷やす。
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❿取り出してシールリッドをはずし、鍋のふたのようにお皿をかぶせて鍋ごとひっくり返す。ラップをさえながら鍋を外す。
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⓫残りのホイップクリームとチェリー、チョコレートでデコレーションする。
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絞り袋作り方
ビニール袋の先を図のようにカットすれば、専用の口金がなくてもきれいな絞りができます。
ポイント
取っ手をはずしてそのままオーブンへ
取っ手のとれるティファールなら、ケーキ型いらず。そのままオーブンで焼き上げ、するりと取り出すことができます。
専用のふたをして冷蔵庫で休ませる
鍋にラップを敷き、クリームを重ねたらシールリッドをして冷蔵庫で1時間休ませます。冷やすことでクリームの水分がスポンジに入りすぎるのを防ぎます。
ラップを活用すれば取り出しも簡単
あらかじめ鍋にラップを敷いてあるので、生ケーキもスルッと取り出せて、形が崩れる心配もなし!
アイテム
このレシピに使用したのは
ソースパン 16cm
この製品が含まれるセット
RECIPE 2
フランパリジャン
まるで大きな焼きプリンのよう!フランスの日常的なスイーツですが、家族の集まるクリスマスでも大人気の存在です。
レシピはこちら
材料(フライパン 22cm)
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牛乳
750mm
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バニラビーンズ
(バニラエッセンス代用可)ひとかけ
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全卵 Mサイズ
3個
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砂糖
188g
-
コーンスターチ
大さじ2と小さじ1
-
薄力粉
大さじ2と小さじ1
-
パイシート
30cm×30cm 1枚
作り方
-
❶22cmのフライパンに牛乳と砂糖半分を入れ、続けてバニラビーンズを入れてゴムベラでゆっくり混ぜながら沸騰する手前まで温めておく。
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❷残りの砂糖と卵をボウルに入れて、振るったコーンスターチと薄力粉を入れて混ぜ合わせる。
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❸温めておいた①を②に加え、ゴムベラでクリーム状になるまで軽く混ぜ合わせる。
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❹22cmのフライパンを洗ってから3mmパイシートを敷く。
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❺③のクリームをフライパンに敷いたパイ生地の上に流し入れる。
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❻オーブンに入れて180度で30分焼く。
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❼熱を冷ましてから冷蔵庫で冷やす。
ポイント
パイ皿不要!フライパンがぴったり
パイ生地がこびりつきにくいから、そのまま乗せるだけでOK。特別な型は不要なので初心者にも簡単。
フライパンごと冷蔵庫で保存できて便利
取っ手がとれるから、フライパンのまま冷蔵庫へ。食べる分だけカットして、残りは保存もOK!
アイテム
このレシピに使用したのは
フライパン 22cm
この製品が含まれるセット
インタビュー
家族が腕を振るった特別なケーキを囲む、
我が家のクリスマス。
「フランスのクリスマスは家族で過ごすもの。遠くで暮らす親戚なども集まるから、何十人もの盛大なパーティーに。ごちそうにホールケーキも用意して、にぎやかで楽しい時間を過ごしています」とマチューさん。幼い頃から母の手作りスイーツが日常にあった彼にとって、食後のデザートは欠かせないもの。多くのフランス人にとっても同様で、今回紹介してもらった「フランパリジャン」は、フランスのパティスリーやブーランジェリーには必ず並ぶ存在だそう。「幼い頃、母とよく一緒に作っていました。フランス人にはとても馴染み深いスイーツです。フォレノワールは冬によく食べられるケーキ。クリスマスに登場することも多く、ロールして切り株に見立てたブッシュ形にすることもありますよ」
インタビューの続きを読む
フランスの家庭では、お菓子を手作りするのは一般的。友人や家族が集まる時には、自慢の料理とデザートでもてなすそう。マチューさんの生まれ育ったパリ郊外の家はキッチンも広く、母と一緒に料理を楽しんだ記憶がいっぱい。「ただ、パリの中心エリアは東京と同じくキッチンが小さいので、調理道具の収納も大変。その点でも『取っ手のとれるティファール』はすごく便利だなと感じました。取っ手をとれば、フライパンや鍋をオーブンに入れられるし、テーブルにもそのままサーブできるデザイン。ひとつの道具だけでいろんなスイーツを作れるから、時間も場所も問わない。お菓子作りの楽しみを広げてくれると思います」
ティファールはPFOA・鉛・カドミウム不使用。安心してご使用いただけます。